重度障害(児)者介護問題の社会階層性:2001年『重度知的障害(児)者の家庭での介護支援についての実態調査』結果から<調査報告>
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概要
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2001年秋に実施した『重度知的障害(児)者の家庭での介護支援についての実態調査』結果報告から家族の社会階層について分析した。2003年4月支援費支給制度が導入されるが、障害者とその家族の仕事や収入、地域での暮らしの実態をみると、支援費支給制度で障害者とその家族の基本的人権を保障することは難しい。障害者とその家族の暮らしの実態の支援費支給制度には大きな乖離がある。家族介護を前提とした在宅支援サービスは、低所得労働者家族にとっては利用しにくいものとなっている。今求められている改革は、いかなる暮らしの状態に陥ったとしても、障害をもっている人々が乳児期から高齢期まで住みなれた地域でいつもでも安心して暮らしつづけることのできる体系的な地域支援制度である。
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