グラフ電卓を利用する方程式に関する教材 : グラフから方程式をアプローチしよう
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概要
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本論文は、中学校から高等学校の各学年にわたって学習する「方程式」について、代数的に解を求める方法ではなく、グラフ電卓によって視覚的に解を理解する方法について考え、その教材例を提案するものである。基本的な考え方は「方程式の解がグラフの交点のx座標に一致する」である。ここでいう解とは代数的な解だけではなく近似解を指し、解を求めるという言葉が持つ本来の主旨からはずれているかもしれない。しかし、中学二年生の段階においては未知なる方程式に対して近似解でも求めようとする姿勢や意欲が、代数的な解にこだわることよりも重要ではないかと考える。
- 東京理科大学の論文
- 2000-10-14