日本におけるアルコール依存症への福祉的援助の展開過程と今後の課題
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概要
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日本におけるアルコール依存症の対策は,明治時代になって処罰の対象から医療・福祉の対象になったが、施設収容主義であった。アルコール依存症者への専門的援助の確立は、禁酒運動や断酒会・AAなど草の根レベルの活動が後押しした。断酒会・AAを医療に取り込む回復モデルが主であったが、近年では、非医療による地域リハビリテーションが展開しつつある。アルコール依存症者の年齢やニーズが拡大している今、より個別的な地域リハビリテーションの推進が求められる。同時に、アルコール依存症の治療・リハビリテーションだけではなく、アルコール乱用を防止し、国民の健康をアルコールの害から守る総合的な法律の制定が求められる。
- 大分大学の論文
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