韓国人留学生と日本人大学生の両親への心理的距離の比較研究 : 「家族イメージ法」による
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概要
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本研究は、家族関係を投影的に反映すると考えられている「家族イメージ法」を用いて、韓国人留学生と日本人大学生及び大学院生を対象として両国の学生から見た両親との心理的距離の差異について調べることを目的とした。調査対象は大分県内の3つの大学の学部及び大学院に在籍する韓国人留学生(男・女25名ずつ、年齢18歳から27歳、平均年齢22歳)と日本人大学生(男28名、女29名、年齢18歳から24歳、平均年齢21歳)とした。分析の結果、両親への現実の心理的距離においては、「韓国・日本」と「男性・女性」による差はみられなかったが、「父親・母親」の差がみられた。父親との心理的距離のほうが母親よりも有意に遠かった。一方、両親への理想の心理的距離においては、「韓国・日本」の差はみられず、「男性・女性」の主効果に傾向が見られた。男性のほうが女性よりも遠かった。また、「父親・母親」の差がみられ、父親との心理的距離のほうが母親よりも有意に遠かった。
- 大分大学の論文
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