養護学校における「ものづくり」活動の意義と実際 (私の実践報告)
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概要
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本稿では、養護学校で実践が展開されている「ものづくり」活動について報告した。木を素材とした「木工的活動」を取り上げ、事例の成長を通してこの活動の意義について検討を試みた。授業方法や内容、教材・教具の選定、活動のねらい、事例との関わり等について検証を行い、「ものづくり」の意義は、子どもたちの活動に継続性、発展性、柔軟性をもたせやすく、何より一人ひとりが意欲的、主体的に取り組むことができることを示し、学校生活での日々の活動に対して、子どもたちに成就感・満足感を蓄積させていくためにも、社会的要素をふんだんに盛り込んだ「ものづくり」活動を検討していかなくてはならないと述べた。