沿岸域における濁度と懸濁物濃度
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概要
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沿岸域における濁度と懸濁物濃度 河川波入城とその沿岸域における懸濁物分布を河川水の平水時と増水時に分けて調べると共に,その季節変化も調べた。懸濁物の水平,鉛直分布は現場用濁度計を用いて測定した。その結果,増水時における表面の濁度は河口域で3,5〜4.0m^<-1>で平水時の約1.5倍〜3倍であった。また,沖合い3km付近における値は1.0m^<-1>と平水時の約5倍〜7倍であった。一般に夏季、秋季における濁度は冬季よりも大きいが、これは生物的な原因によるものと思われる。濁度と懸濁物濃度の間には高い相関が見られ、また透明度と透明度深までの平均懸濁物濃度の間には直線関係が示された。
- 近畿大学の論文
- 1979-03-15