点滴静脈注射の輸液速度に関する一考察(人間科学編)
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概要
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学校で教える知識と現場の看護とのギャップは,看護教育にたずさわる私たち臨床指導者がしばしば感じるところである。今回,点滴静脈注射の滴下速度をとりあげたのは,多くの看護学生が利用している教科書の中に,点滴滴下速度の具体的数字として,医師の指示のない場合は,60〜80滴/分の速度に調節するように示めされているが,学生が実習に出る臨床での実際は,その範囲を越すものであることが多く,何故そのような速いがあるのか,危険ないのかといった質問を学生から受けることが多かっだからである。私たちとしては,私たち自身の臨床での経験や患者の病態からそれなりの説明をしてきたが,学生からの質問が回を重ねるうちに,教科書とのずれに疑問を感じるようになった。看護婦がどのような患者側の因子を考慮して滴下速度を調節しているのか,点滴を受けている患者がどのようなことに困まっているのか,今回は千葉県内A,B二ケ所の病院で一般的輸液を目的とする点滴の滴下速度の現状を調べてみることにした。
- 千葉県立衛生短期大学の論文
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