沐浴と新生児体温変動(自然科学編)

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概要

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現在の日本の新生児のいる家庭や病院においては,新生児の皮膚の清潔・循環の保持増進および全身観察などの目的で,沐浴が行なわれている。しかし,この沐浴によって生ずる温熱環境の変化が,成人より体重単位当り体表面積が大きく絶縁も乏しい新生児における体温調節に影響をおよぼすと考えられ,そのために,低出生体重児出生直後の成熟児における沐浴と体温変動の研究報告は多くなされている。また,乳児についての同様の研究報告もなされているが,出生後数日を経過した新生児早期における沐浴と体温変動についての報告は少ない。そこで今回,我々は,新生児にとって一般的に適当であるとみなされている沐浴湯温および沐浴時間によって生ずる,出生後数日を経過した新生児の体温変動を把握し,新生児の適切な沐浴湯温および沐浴時間の再検討を行なったので報告する。
千葉県立衛生短期大学の論文

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