価格に対する消費者情報処理の考察 (清水猛教授退任記念号)
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概要
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清水猛教授退任記念号既存の価格研究においては,状況設定が多様なため,価格に対する消費者の反応や商品特性による影響が論理的に説明できないという問題が生じていた。この問題に対して,消費者情報処理理論を援用して,価格の情報処理という1つの枠組み内での連続したプロセスとして,価格に対する消費者の反応におけるメカニズムを論理的にとらえることを試みた。具体的には,まず,価格という情報認知から情報解釈を経て価格に対する反応に至るまでのプロセスを説明した価格情報処理モデルを構築した。さらに,情報の経済学における商品分類(探索財,経験財,信用財) を援用し,各商品特性と消費者による価格情報の解釈との関係を予測する仮説を提示した。これらの仮説をテストした結果,本研究のモデルをもとに,価格に対する消費者の反応における商品特性および消費者特性の影響による媒介効果が説明できることを示した。
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