日本では、科学者や技術者に対して国民が強い信頼感を抱けないでいるように感じられる。そのことを証明するのは容易ではないが、その兆候と見られる現象はいくつか挙げることができる。本稿では、日本の国民の間に科学者や技術者に対する不信感が存在するとの仮説を提起し、それが事実であると仮定した上で、不信感の原因と取り得る対策について論じようとするものである。
岩手県立大学総合政策学部
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