アミノ酸液の脱色に関する研究(食物学)
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概要
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1)アミノ酸液を活性炭,脱色用イオン交換樹脂および非イオン交換性脱色樹脂などで脱色した結果,非イオン交換性脱色樹脂であるアスミット173はアミノ酸類をほとんど吸着せず,脱色に要する時間も3時間程度で終り,再生利用が可能で,アミノ酸液の脱色剤として従来の脱色剤より優れていることがわかった。2)アスミット173のアミノ酸液脱色力は実用の範囲においてはpH,食塩濃度,温度などに影響されないことがわかった。3)アスミット173により脱色,脱臭された淡口アミノ酸液は淡口醤油の色調とほとんど相違ないことがわかった。(本研究にあたり終始ご指導を賜わった九大農学部阿久根了教授ならびに渡辺忠雄助教授に心から感謝いたします)。
- 1966-11-10