伊藤輝二「水平社運動の発展とプロレタリアートの関係」について(文献紹介)
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概要
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本論文は、合法的な社会民主主義雑誌である『社会科学』(1)一九二〇年二月号の特集「日本社会主義運動史」所収の一論文である。本特集での筆者は自由民主主義派、合法社会民主主義派、無政府主義派、非合法主義(革命)派など多彩で、翌月の共産党弾圧とその後の「日本資本主義論争史」を考えるとき全体の筆者とその論文が研究対象となりうる。いま、参考までに三十数人の筆者と論文を掲げておくと左記のとおりで、この伊藤論文は、佐野・成瀬らの論文とならんで数少ない「非合法派」の立場からする寄稿であったことを知る。
- 2003-03-20