自己関連情報の情報処理過程に関する研究 : 体型の判断と象徴距離効果について
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概要
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本研究は、自己関連情報の処理過程において特に体型に関する自己関連比較判断過程の特徴を、象徴距離効果の検討を通じて明らかにすることを目的とする。そこで、(1)自己の体型情報を対象とする自己関連比較判断過程で象徴距離効果が認められるか否か、(2)判断次元として、現実自己、現実でほない自己、理想自己、理想ではない自己、好きな自己、嫌いな自己の6種類の判断次元において象徴距離効果が認められるか否か、(3)6種類の判断次元において反応時間(RT)に差が認められるのか否か、について検討した。その結果、体型に関する自己関連比較判断過程で象徴距離効果が認められ、6種類の判断次元においてそれぞれ象徴距離効果が認められた。さらに、理想の自己、理想ではない自己の判断次元での反応時間が、現実の自己、現実ではない自己の判断次元での反応時間と比較して有意に速いことが明らかにされた。以上の結果について、自己関連情報の処理過程の特徴に関して考察を行った。
- 1994-12-10
著者
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