琉球列島のドロムシ上科,I
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概要
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九州の沖合から台湾の間に点在する琉球列島に産するドロムシ上科の甲虫については,これまで中根,野村および筆者によって断片的な報告がなされてきた.幸い,筆者は機会を得て1960年以降数度にわたり,同列島を訪れ石島で水棲昆虫を採集した.また,筆者の友人などによってもらされた多くの標本をも合せて検することができた.それらの内,ヒメドロムシ科の6属13種2亜種,ドロムシ科の1属1種,ヒラタドロシ科の1属4種1亜種をここに報告した.なお,新種の一部は既に他誌で記載したが,この報告においてヒラクドロムシ科の1新種1新亜種を記載した.この上科をまとめるにあたり,従来の外部形態に基づいた分類に加え,雄交尾器についても検討した.
- 名古屋女子大学の論文
- 1965-03-20
著者
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