平澤計七(一八八九〜一丸二三)は、一九二二年の二月に『労働週報』の編集委員となった。十月には編集常任を受諾して専従体制に入った。その前年には雑誌『新組織』の編集兼発行人ともなっており、多忙な中の取り組みだった。ここでは平澤計七のものと推定できる『労働週報』内の記事を中心に、何を取材し、何を主張しつづけたのかを検証していきたい。
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