跨境民族初探
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概要
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跨境民族は一つの新しい概念です。各種の辞書の中にこれについての専門的な解釈はありません。跨境民族とは、違う国に住み,原来的伝統文化と特色を保留しており、お互いに同じ民族と言う意識がありながら、また一方では今住んでいる地域の特色をも持っている民族を指します。跨境(国)民族と跨界(境界線)民族は少し違います。跨界民族は跨境民族の一部分です。跨境民族の歴史は長いです。けれども、交通の手段が発達し、人々の往来が緊密になった現在,跨境民族の研究は益々重要となっています。跨境民族は広義的と狭義的の二つの説明があります。四種類の類型に分けられます。跨境民族の発展には独自の法則があります。各跨境民族は共通の起源を持っています。けれども違う国に住んでいるので、生活の適応のために、言語とか、服飾とかがだんだん変化しました。ある跨境民族は古い文化伝統を保存しています。また、跨境民族のなかのある部分は違う民族へ発展する可能性もあります。跨境民族は民族性、国際性、群衆性、複雑性があります。本文のなかでは中国南方の跨境民族の大体の情況も簡略に紹介します。
- 金沢大学の論文
- 1992-03-20