"遺伝医療,遺伝カウンセリングとバイオエシックス"
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概要
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"分子遺伝学の急速な進歩に伴い,遺伝要因の関与する疾患の相対頻度が上昇し,遺伝病はありふれた疾患のひとつとなってきた.それに伴い遺伝病の医療(遺伝医療)の重要性が増している.遺伝医療の定義と特性を解説し,遺伝病のとらえ方,包括医療について実例を挙げながら概説した.遺伝カウンセリングや出生前診断も避けて通れない医療領域で,その基本的な考え方,倫理的・法的・社会的諸問題にも触れた.遺伝医療は新しい医療で,倫理的配慮が最も重要視される医療のひとつである.WHOによる生命倫理ガイドラインを紹介した.遺伝医療の根底にあるのは個人の尊厳と自己決定権の尊重であり,遺伝病者の利益を最優先させることの重要性を強調したい."
- 川崎医療福祉大学の論文
著者
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