米国ブロードバンド市場の現状と政策課題 : DSL事業と無線LAN市場の展望(3-2.一般論文)(3 紀要論文)
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概要
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米国の情報通信産業再生の救世主は,"ブロードバンド"と言われている.しかし,その普及発展過程は決してバラ色ではない.米国はインターネット発祥の地であり,世界最大のIT産業並びにIT市場を有する「インターネット王国」のはずだが,ブロードバンド普及に関しては日本や韓国などに後塵を拝している.本稿はこの矛盾に焦点を当てて,ブロードバンド普及不振の原因,問題点,普及への課題,展望について分析,論述している.従って,本稿は,1.「米国ブロードバンド市場動向」,2.「コンテンツ産業」,3.「無線LAN動向」,4.「FCCのブロードバンド政策」,5.「議会ブロードバンド法案の動き」の5章から構成される.ブロードバンド市場動向分析が主たる論点であるが,最近3.5Gとして注目を浴びる無線LANも分析対象とした.なお「ブロードバンド」は「ナローバンド」との対比で呼ばれるものだが,定義は固定的ではなく常時接続可,定額システムの256Kbpsから2メガbps以上の高速大容量アクセス回線を指すものとしている.
- 早稲田大学の論文
- 2003-07-31
著者
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