英語教育の理論と実践 : 企業研修におけるカリキュラム・デベロプメント
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概要
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2002年5月にスタートしたある自動車メーカーの英語研修において、「3段階による英語指導」、「通訳トレーニング技法」、「基本5文型による基礎力強化」を理論的背景として、カリキュラムを構築し、指導を行った。本稿においては、これらの理論をいかに実践に結び付けていったかを具体的に論述する。「3段階による英語指導」では、日本人講師が導入と徹底の段階を担当し、Native講師が徹底と運用の段階を担当した。「通訳トレーニング技法」の様々なテクニックを用いて、情報処理の精度と速度の向上に努めた。基本5文型による英文構造の大枠を確立し、暗記のみに頼る英語学習からの脱却を図った。具体的な教材やレッスン・プランなどを資料に示し、どのような学習活動を行い、それらの学習活動の背景にはどのような理論があるかを示す。結果としては、約半年で、TOEICテストにおいて、平均で約50点の上昇を見た。
- 関東学院大学の論文
- 2003-07-30