評価にむすびつく個別の指導計画の作成をめざして : 「主体的に学ぶ力」を支える個別の指導計画と評価のあり方
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
研究の対象とした学級には、現在、小5の児童が3名在籍している。児童の障害や発達の状態等は様々で、指導にあたる教員は、担任以外は4名の教師または介護員が学習内容(時間割)によって交代で学級に入るといった状況の中で日々の実践を行っている。このように複数の教師や介護員が、一人の児童の指導にかかわることで、以下の二つの問題点が学級経営上の課題として浮き彫りとなった。(1)指導の方法について各教師・介護員間の共通理解が図られていなかったため、効果的な指導や支援(児童に対しての共通したかかわり方)を行うことに支障がみられた。(2)個別の指導計画に示された一人ひとりの児童の重点目標に対する理解が各教師・介護員間で異なるため、適切な評価(重点目標にどの程度迫ることができたか)を行うことに支障がみられた。本論では、上記の問題を解決するための改善策のひとつとして取り組んだ「個別の指導計画の見直し」の経過について述べる。
- 2003-02-05