自立心を育むことを重視した自立活動の取り組み : 空間認知が不得手な全盲児への援助付きバス下校の実践より
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概要
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本論は、空間認知が不得手な全盲児とその保護者とともに、 「より自立的な生活を実現しよう」という目標にむけて取り組んだ約7ヶ月間の実践報告である。学校では、教科学習や視覚障害教育の専門的な支援内容に関して、ボトムアップ的に構成された学習が重視されてきた。これに対して、トップダウン的な思考による課題設定と支援方法を融合させて、彼女のライフステージでの自立生活を実現するための支援のあり方を検討してきた。実践では、学習へのモチベーションを維持するため、学習に主体的に取り組めるために、生徒自身がその目標達成に対する期待と価値を見出せることを重視して取り組んできた。
- 北海道教育大学の論文
- 2003-02-05