教育相談における視覚認知に問題のある児童の支援事例
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概要
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本校の教育相談では、視覚認知に問題を持つ子どもの相談が増えている。視覚認知障害に対する教育相談は取り組み始めて日が浅く、まだ系統的な実践ができている段階とは言いがたい。しかし、他であまり取り組まれていない実践であり、その事例を紹介することで、多くの方のご意見を頂きたい。本校では、ロービジョン児の視覚認知を伸ばす指導が取り組まれており、教育相談においても、その手法を取り入れたトレーニングに取り組んだ。トレーニングは、月1回程度の来校と学校から家庭へ郵送するペーパー課題に取り組むことで行った。その結果、約1年間でフロスティッグ視知覚発達検査の結果等で、かなりの改善がみられた。拙稿は、その支援事例を整理したものである。
- 2003-02-05