硬質マイカの結晶水離脱による熱劣化特性
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概要
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沿面放電型オゾナイザの誘電体として硬質マイカを使用した場合、加熱によって結晶水の離脱が生じ、絶縁破壊にまで進展する恐れがある。われわれは硬質マイカの耐熱性を評価するために、一定昇温速度加熱における熱分析を行い、結晶水離脱率と昇温速度からアレニウスの反応速度式に基づいて結晶水離脱の活性化エネルギーを算出した。つぎに、これを用いてオゾナイザ運転時における硬質マイカの劣化状況を推測して加熱劣化試験条件を設定した上で試験を行い、マイカがオゾナイザ用誘電体として問題ないことを確認した。
- 崇城大学の論文