ファジークラスタリングによる混在ピクセル内の土地被覆分類
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概要
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リモートセンシングデータの土地被覆分類で誤分類の原因として混在ピクセル(複数のカテゴリーの土地被覆から成るピクセル)の問題がある。従来の「ハード」な分類法では,混在ピクセルは,何らかのカテゴリーに分類されるため,複数のカテゴリーに属する混在ピクセルの分類は難しい。混在ピクセルのような,複数のカテゴリーに属する状態は,ファジー集合により記述することが適している。本研究では,ファジー集合の概念を用いた分類手法であるファジークラスタリングを応用することにより,混在ピクセルの分類を行なった。具体的な応用例として,ランドサットTMデータの東京湾の埋立地の陸と海の境界面を選び,分類を行なった。境界面のピクセルは,混在ピクセルであり,ファジークラスタリングにより混在ピクセル内の陸と海の割合を知ることができた。以上のように,ファジークラスタリングの有用性が明らかになった。
- 1994-03-30