独居痴呆高齢者のケアマネジメント : 遠隔地家族によるサポートの実態
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概要
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本研究では独居痴呆高齢者介護の1事例を通して、遠隔地家族とケアマネージャーとの関わりを経時的に述べ、その経過をケアマネージャーの立場から、独居痴呆高齢者の在宅生活支援上の問題とサポート体制に分けて分析し、さらにケアマネジメントの妥当性を検討した。 その結果、独居痴呆高齢者のケアマネジメントにおいては、ケアマネージャーのケア目標が重要である事、問題の分析が不適切であると、サービス内容が生理的欲求の充足と安全の確保に偏る傾向にある事、さらに、ケアマネージャーにサービス提供者間の調整的役割が必要である事等が示唆された。
- 2003-03-25