中福祉・中負担の幻想 (藤澤益雄教授退任記念号)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
わが国はスウェーデンと対比して低福祉・低負担の国と言われている。しかし税制を通じた実質的な社会保障給付を考慮に入れるとわが国は既に中福祉・中負担の国となっている。将来の税負担である公債金収入の多さを考慮に入れるとその傾向は倍加する。またこれらの負担を表わす指標としての国民負担率という概念は好ましくない。なぜなら国民の負担した税額が同じでも,その中で間接税の占める割合が多くなればなるほど,国民負担率の数値が大きくなるからである。
- 慶應義塾大学の論文
- 1996-08-25
著者
関連論文
- スウェーデンの社会保障と所得再分配 (特集:所得格差と社会保障)
- 温泉町の再生を : 伊香保町長 石坂 稔君
- 序 (Post-IIPF コンファレンス)
- スウェーデンの税転換検討委員会報告書 要旨
- スウェーデンの環境政策 (経済的手段)
- 中福祉・中負担の幻想 (藤澤益雄教授退任記念号)
- 社会経済学的立場から (平成9年度乳幼児保健講習会) -- (シンポジウム 少子化社会の展望)
- 福祉・経済・倫理(第7回日本生命倫理学会年次大会 : ワークショップ総括)
- 税制問題を考える