豊川水系の付着藻類植生
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概要
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1976年夏季から1977年春季にかけて,豊川水系の付着藻類群集の種類構成及び現存量の季節変化を調べた.その結果,種類構成に明瞭な季節変化はみられず,上・中流域の瀬の石礫上に発達する付着藻類群集には,Homoeothrix sp.が優占して他の付着藻類がわずかに混生するという群集構造がどの時期にも認められた.単位面積あたりの付着藻類群集の現存量は.Homoeothrixの群落の量に依存し,夏季に高く,冬季と春季にやや低いという傾向が認められた.
- 名古屋女子大学の論文
- 1980-03-31