管口の押拡げ(I)
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概要
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In order to analyse the flanging process, the stress and the strain of the tube end in the flaring test is retained by the similar method of tube sinking, at first. Sachs has denied and said that there is no analysis of these process. However, if the assumption is valid, it is expected that this method may be useful for the small expansion ratio. Admitting this method for the small expansion ratio, the expansion force, the strain of the tube end and the influence of the tool angle are researched.剛体工具を使って,薄肉管にフランジ加工をほどこす場合について現在検討しているが,その第一手段として本稿中の図-1の様な円錐形工具による薄肉管の押拡げをtube sinking流に簡単に取扱って,その応力とひずみの様相を知ることが出来るかどうか,その可否及び適用範囲等について当ってみて,フランジ加工の手がかりとした。円錐形工具による押拡げは,鋼管等の管口加工の行われるものにはJISに押拡げ試験として規格されている。実際には,ここで考える薄肉管ばかりでなく,厚肉管についても行われるから簡単にはいかないが,唯,この方法によっても,拡管率の小さい場合の変形状態の一部を伺うことが出来るかと思われる。現場では,押拡げ試験は単なる実用試験であるが,一応管の機械的性質にも関連させるために,数式的に取扱われることは望ましい。
- 1958-03-00
著者
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