糖尿病患者の初期計画立案における入院時アンケートの有用性
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概要
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私達の看護活動は,患者(人間)の反応として起ってくる問題,特に治療・検査上・日常生活面その他の問題を明確にし,これを解決すべくケア・支援に日夜努力している。当第一内科病棟は,胃腸・肝疾患・コントロール困難な糖尿病患者が入院している。治療目的が,胃腸・肝疾患でも糖尿病を合併しているケースが多い。従来,看護計画を立案する時に主疾患に関連する問題を上げ,糖尿病に関する問題を上げる事が少なかった。そこで,糖尿病教室の指導内容を基にしたアンケートを作成し,これを使用した問題点と従来の看護記録からの問題点を比較検討した結果,アンケート用紙使用による問題点が,知識や自己管理の段階をとらえた個別的な問題として把握する事が出来,アンケートの有用性を見い出した。
- 岩手看護短期大学の論文
- 1994-07-30