<原著>身体障害者のスポーツの医療福祉的意義
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概要
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障害度が異なる選手により構成される車椅子バスケットボールとツイン車椅子バスケットボールのスポーツ選手の生活において, 身体障害者のスポーツがどういつだ意味を持っているのかについて聞き取り調査および質問紙法によるアンケート調査を実施した.これらの調査結果からスポーツは選手の生活の中で重要な役割を担っており, 彼ら自身のidentityの確立ならびにactivityの高い生活を営んでいく上で欠くことができないものであることが分かった.スポーツは自立生活支援に関する機能としてセルフヘルプ的機能ならびにエンパワーメント機能を有しており, 障害者の社会参加ならびに自立支援の一手段といって過言ではない.多くの選手が医療従事者に対して社会参加を促す生活支援者としての役割を期待していた.
- 1999-12-25