病院費用構造の計量経済学的分析 : 準備的考察
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概要
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本研究の目的は, わが国の医療サービス生産に関わる費用構造を実証的に把握するために, 計量経済学的枠組みを準備し, 理論モデルを構築することであり, 次の3項目から構成されている.(1)アメリカにおける先行業績のサーベイに基づく主要論点の考察(2)理論モデルの構築(3)データの利用可能性についての検討分析の結果, わが国の医療サービスの費用構造を解明し, 規模の経済の存在を検証するには長期費用関数を推定しなければならないこと, また, 推定パラメータから病院の最適規模の導出が可能であることが分かった.