<Original>Kuttara Volcano Post Somma Stage Shihorei Welded Pyroclastic Rock
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概要
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四方嶺にはカルデラ期初期の溶結火砕岩が分布する。四方嶺溶結火砕岩は下・中・上部に3分される。下部は降下スコリア,中部は爆発堆積物,上部は降下軽石からなる。分布は外輪山の西側の狭い地域に限られ,堆積物は強溶結または黒曜岩化している。これらの事実は四方嶺溶結火岩が噴出源にきわめて近く,火口が西側に開いていたことを示してしる。岩質は斜方輝石一単斜輝石安山岩で,岩型はV型である。倶多楽火山は外輪山期の直後に安山岩質スコリアを伴う活動が起こり,続いてカルデラ期前期に近い軽石を伴う活動に急速に変わった。
- 北海道東海大学の論文
- 1992-03-31