宗教とその変容 : ユダヤ教における神の概念の変化 : 砂漠の神から全能の創造主まで
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概要
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中近東の宗教は, 根本的真理の感知, すなわち神の不変の意志の啓示の感知に基づかれている信仰に伝統的に忠実を保ってきている。しかしながら, 皮肉的に, 中近東の宗教の変容が, その主な特徴である。この論文は啓示された宗教における変容の問題を取り上げる。その目的は単にその変容が生じることを示すのみではなく, それが神の真理の啓示として感知されるとき, どのように変容が更なる宗教の発展のための媒体として存在しうるかを示すことである。啓示的宗教における発展的変容の確固たる例を与えるために, この論文は中近東の宗教における最も重要な部分の一つ, すなわちユダヤ教(前キリスト教, 前イスラム教)における神の概念に生じた変容(2000B.C.〜538B.C.)を取り上げる。
- 北海道東海大学の論文