日本の看板(屋外広告物)1 : 発生期抄史
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概要
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看板は視覚伝達による情報手段として,我が国では8世紀の頃に法令として定められ,その後,様々な変容を重ねながら今日に続いている。近くは昭和24年に屋外広告物法が公布され,美観風致の維持,公衆に対しての危害防止を目的とした。看板は当然のようにその法によることとなり,看板類の製作業界も屋外広告物業と呼ばれるようになった。本稿では,我が国における看板の発生状況からの変容をたどると共に,今日的問題としての看板のおかれている諸点の前提とする。本小稿では日本の看板の歴史の中,江戸末期までを略述する。
- 1993-03-31