韓国の文字コードについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
韓国の文字コードについてコードスペースと文字セットの観点から紹介し、東アジアの文字データベース交換についての問題を考察する。コードスペースとは文字を表現するのに使用されるコード値の集合として定義する。文字コードは一般にコードスペースとそこに対応づけられる文字セットをあわせて言っている。この観点から文字コード拡張の基本的な標準であるISO 2022を整理して紹介する。また、学術情報センターのサービスシステムの環境であるN-1のNVTコード、日立のVOS 3 KEISまた一般ユーザに最も普及しているシフトJISコードについても、このコードスペースと文字セットの観点から整理する。韓国の文字セットについてはハングルの文字コードとして、Nバイトコード、組合型、完成型の各タイプを、IBMのホストコード、標準コードの付録の例などを示して紹介する。また急速に普及しつつある標準コードKS C 5601-1987については、その構成や特徴、指摘されている問題点などを紹介して解説する。これらを使用するコードスペースについては、IBMホスト、標準的なKSC 5601の使用法、シフトJISと似た形での拡張されたコードスペースなどの例を紹介する。いずれも文字セットの呼び出しは固定的である。しかし東アジアでの文字セットを扱わねばならず、コードスペースを広げるか、文字セットの動的呼び出しを行なうかをしなければならない。これは現行のシステムではできず解決しなければならない問題となる。
- 1990-09-30
著者
関連論文
- 総論:情報標準の世界(情報活動と標準規格)
- 書誌コントロールを超えて(書誌コントロール再考)
- 黒毛和種未経産牛におけるCIDRとFSHを用いた過剰排卵処理成績に及ぼす Estradiol-17β の効果
- UCSとUnicode 文字と文字コード管理 (特集 書誌調整) -- (ユニコードとセマンティックウェブの基礎知識--館内講演会から)
- 漢字コードについて(文字シンポジウムから)
- 文献の論理構造を考慮した全文検索システム
- ユニークタイトルの電子アーカイブ(1):予備的統計と保存の提案
- チューリヒ大学日本学科図書館NACSIS-CATプロジェクト報告
- 2010年までの研究者需給見通しと研究者養成の課題(IV-3部会 大学と研究者)
- 目録所在情報サービス (第5回学術情報センターシンポジウム報告 1)
- 展覧会カタログとWebサイトの博物館資料メタデータ比較の試み
- Web上で公開された博物館資料メタデータの評価の試み
- 展覧会カタログメタデータ評価の試み
- 図書館及び関連組織のための国際標凖識別子ISIL
- 国内情報(1)家畜改良センター内イントラネットシステム
- CRLと共同コレクション : ""Creating New Strategies for Cooperative Collection Development""会議に参加して
- 漢字情報処理とUCS (アジアを知る 2 : 中国と漢字情報)
- 多言語目録データベースの課題
- 英国CATプロジェクトを終えて
- IDEAMA--国際電子音楽ア-カイヴ--初期電子音楽資料の作成など
- 漢字コードの種類と相互関係はどうなっているの?
- 英国CATプロジェクト終了
- ISO10646 UCSと漢字(テーマ:漢字のISO CODEの設定の問題)(招待講演セッション)
- 英国の大学図書館によるNACSIS-CAT試用の状況 : 英国出張報告
- 第3回CJK-JRCと統合化漢字レパートリ
- CJK-JRGとDIS10646--背景,経過,今後(情報・ドキュメンテ-ション標準化ニュ-ズレタ-,No.1(1991.11)より転載) (標準化活動の概要--ISO/TC46の動向を中心に)
- 翻字,ロ-マ字,ISO (標準化活動の概要--ISO/TC46の動向を中心に) -- (第2部 ISO/TC46)
- 韓国の大学図書館電算化国際セミナーに参加して
- CJK-JRG : 漢字コードに関する国際会議
- モデルと言語,目録とオントロジーの間--目録の将来像を考える[含 討議報告]
- 学総目調査と誤り訂正記号
- 誤り訂正符号の調査票記入への応用
- ISO/TC46「情報及びドキュメンテーション」の最近の動向
- 韓国の文字コードについて
- 展覧会カタログメタデータ評価の試み (情報処理学会第104回情報基礎とアクセス技術研究会(IFAT)発表論文)
- NACSIS-CAT典拠ファイルに見るわが国の日本著者名典拠コントロールの実態
- 書誌ユティリティと目録作成
- MAB1のフォーマット
- 情報検索システムの現状
- MAB1のフォ-マット (MARCと書誌デ-タをめぐって)
- 学術情報ネットワ-クシステム (高度情報社会を支える公共情報システム)
- 学術情報センターの側から (第2回学術情報センター・シンポジウム報告 1)
- 書誌情報の標準化と作成における問題点 (〔専門図書館協議会〕昭和57年度全国研究集会) -- (第三分科会 書誌記述の標準化)
- 書誌情報の標準化と作成における問題点 (昭和57年度専門図書館協議会全国研究集会) -- (第三分科会 書誌記述の標準化)
- 図書館のICタグ(RFID)国際標準の現状と動向
- 情報資源メタデータの評価しやすさの影響要因に関する予備的実験:書誌データを対象として