図書館情報政策の形成に関する考察
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概要
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図書館情報政策とは図書館情報に関する政策目標と政策手段に対し、政府機関が公式に決定した基本方針や施策である。図書館情報政策に関する研究の中で、その形成過程を明らかにすることを試みた。その端緒として政策研究の意義、目的および内容を踏まえた上で、図書館情報政策の形成に関する研究の枠組みを提示し、政策の形成に影響を及ぼす要因と政策形成に参加する主体の一つである利益集団の性格と役割について考察した。また図書館情報に関する国家政策の目標とそれを実現する全国システムの機能や図書館情報に関する国際計画や活動などについて、一般的に適用できる主な要素を抽出し、図書館情報政策の基本的かつ本質的な必要条件を考察した。本稿では事例として、英国、米国、韓国、日本をとりあげた。
- 国立情報学研究所の論文
- 1994-03-28