広域ネットワーク環境におけるキャッシュリレーメカニズムの一検討
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概要
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World-Wide Web (WWW)に代表される広域分散ネットワーク上での情報検索・収集システムの利用は、爆発的な広がりをみせている。これらのシステムにおいて、アクセス性の向上などの面でキャッシュリレーは非常に大きな役割を持っている。本稿ではこのキャッシュリレーの新しい実現方式について検討する。まずキャッシュリレーの概念と仕組みを紹介した後、現行のキャッシュリレーの問題点を指摘する。次にこれらの問題点に対処する方法として、品質レベルのコントロールによるファイルサイズの変更をキャッシュリレーで行うこと、および近傍のキャッシュリレー間でクラスタを形成しハイパーリンク情報を用いて連携を行うことを提案する。そしてこれらの方針を組み合わせたキャッシュリレーメカニズムの実現方式を示す。
- 1996-03-29