Rating the Web
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概要
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インターネットの普及にともなって膨大なウェブ・サイトを評価する方法の確立が緊急に必要である。評価基準は、紙媒体の出版物に対する従来からの評価基準とは異なり、ウェブ発信者の権威、身元の明示、表示されたE-mailアドレスを活用した発信者との直接的な確認、ウェブ・サイトやE-mailアドレスの組織種別、内容の正確性、わかりやすさ、普及性、素材の独自性、更新性、Webページの構成と検索能力、利用者側の負担の分析などがある。さらにウェブ評価の際に配慮すべき要因として、急速に発展するWeb技術の革新があり、また利用者(本稿では図書館員)側の保守的な態度がある。インターネットを理解している者がアクセスアプリケーションを設計し、Webサイトを評価し、そのサービスを提供し、インターネット上の情報政策に対してリーダーシップを発揮していくことが必要なのである。
- 国立情報学研究所の論文