安定したルーティング環境を維持するためのルーティング情報管理システムの構築
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概要
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近年、インターネット利用者数の増加を背景に、広域ネットワークにおいてネットワーク規模の巨大化、回線資源強化、冗長な接続構成の採用といったネットワーク資源の強化が進められている。その結果、ネットワークの接続トポロジはより複雑になり、管理するルータ数も増大した。これは、ルーティングに関する諸設定を行なう際にオペレータが考慮すべき情報の量が増えていることを意味する。加えて、大規模なネットワークは複数の管理チームによって運用されるため、管理情報の共有に失敗すると情報の行き違いによる設定情報の消失、改変といった問題が発生する可能性が高くなってきている。 安定したネットワークの接続性を維持するためには、何らかの形でオペレータが必要とする情報を集中管理し、それを複数のオペレータ間で共有する仕組みが必要である。本稿では、安定したルーティング環境を維持するために必要な情報について論じ、それを一台のワークステーションで集中管理し、管理情報の共有を可能にするシステムの構築事例を紹介する。
- 国立情報学研究所の論文
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