幼児の自律機能・行動上の問題と児気質・親の養育態度の関連性に関する研究
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概要
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現代の小児医療において,育児不安,小児虐待,心身症,登校拒否など,子どもの心理・社会的な要因と複雑に絡んだ病態・疾患の増加が問題となっている。本研究では,子どもの健康調査, TK式幼児用親子関係検査,ケアリーの行動様式質問紙(BSQ) を用いて,幼児の行動の問題と親の養育態度の問題について調査し,さらに子どもの気質とそれらとの関連性について検討した。difficult childと偏食,指しゃぶりなどの自律機能・行動上の問題,母親の不満的態度,父親の不一致的態度との間に有意な関連か認められた。小児科医にとって,発達行動小児科学,健康小児科学などの学聞を基礎に,健全な心と体を育む育児を援助していくことは今後の重大な課題である。
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