大室山火山群の磁気異常
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概要
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伊豆半島の大室山火山群の代表的火山である大室山, 小室山でプロトン磁力計を用いて全磁力の測定を行った。測定値と, 測定時刻と同時刻の鹿野山地磁気観測所での測定値との差を異常値として, 大室山付近の磁気異常図を作成した。山の南側斜面には正の異常が, 北側斜面には負の異常がみられた。小室山では測定点数が少ないため磁気異常図は作成できなかったが, 南側斜面を中心に正の異常がひろがる傾向がみられる。また, 大室山, 小室山の岩石の残留磁気の測定を行った。その結果, 大室山, 小室山の岩石とも磁化の方向はばらばらであることがわかった。
- 静岡大学の論文
- 1986-07-10