一端開の金属製風琴管の一側孔の補正(数学及び自然科学)
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概要
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一端開の金属製風琴管に種々の直径を有する一個の側孔を, 吹口から種々の距離に設けた場合, 管内の音の定常波の腹は吹口及び側孔の外まではみ出る。吹口と管端との距離を一定にして側孔の位置を吹口から種々の距離に変えた場合に, 側孔から管端の方に向って定常波がはみ出る量につきその補正係数は, 原音を発して居る時, 側孔が大きい程小さく, 吹口と側孔との距離(之を管長と呼ぶ)が大きい程小さい。補正係数をC, 管長をlとすればその間にC=k/l^mの関係がある。但しkとmは或常数である。一般に側孔が小さく吹込む気流の圧力が大きい場合は2倍音が出る。此場合も補正係数は側孔が大きい程小さく又管長が大きい程小さい。2倍音の場合は原音の場合よりも補正係数が大きく, 補正係数と管長との間には直線関係がある。即ちC=a-bl但しa, bは或常数である。
- 京都府立大学の論文
- 1957-08-31
京都府立大学 | 論文
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