アミノ酸の微量定量(第二報)(生活科学)
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概要
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1.グリシン, アスパラギン酸, グルタミン酸及びアルギニンの4種につき, 加銅法の応用による可溶性アミノ酸銅塩とDithizonとの呈色反応から, これらのアミノ酸の定量を試みた。2.第1表から精製した硫酸銅の標準溶液に就ての結果は銅とDithizonとは明確に定量的に反応している。3.これら4種のアミノ酸も燐酸銅と定量的に反応し, その可溶性アミノ酸銅塩はDithizonとの定量的反応の結果, 夫々の吸光係数とアミノ酸量とは殆んど正しく直線的関係に在る。(Fig. 1第2∿5表)4.吾々の使用した光電比色計の性能上, 10μg。以下のアミノ酸量では稍々正確を欠く。また測定し得る最高濃度はGly。が50μg. Asp。は50μg. Glu。は85μg. Arg。は同じく85μg。附近である。5.各々のアミノ酸と結合したCuの量(μg.)はアミノ酸1μg。に対し, 夫々Gly。は0.320; Asp。は0.177; Glu。は0.132及びArg。は0.114であった(第2∿5表)
- 京都府立大学の論文
- 1956-12-31
京都府立大学 | 論文
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