燐の吸収移動に対するマグネシウムの影響について
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概要
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砂耕・流動法により, トマト幼植物を培養し, 完全区, 無Mg区, 無P区, 無Mg, P区を設け, P^<32>を与えた後直ちに収穫し, その吸収並びに移動を調べた。(1) P無添加区系の植物はP添加区系に比し, 遥かに多量のP^<32>を吸収し旦集約的に葉に集積することを知つた。(2) 以上のP^<32>の吸収並びにその直後の移動にMgは何等の直接的な役割を果すものとは考えられない。(3) 然し, 植物体中に於いて円滑なPの化学的代謝が行われる為には, 充分な量のMgの存在が必要である。
- 京都府立大学の論文
- 1954-09-01
著者
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