南瓜属種間に於ける差異に関する研究 : 第四報 土壤反應が種子発芽並生育に及ぼす影響
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概要
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蔬菜の生育に影響を及ぼす環境要素の中で, 土壤反應と云ふ事は見遁す事の出來ない要素であり, 多くの学者に依り種々の作物により実驗報告されてゐるが, 今日迄南瓜属に係る此の様な実驗は見ないのである。故に筆者は種間の差違を調査檢討する目的と, 現在迄に施行された植物生育と土壤酸度との関係を調査するに当り, 土壤酸度により種子発芽に影響があり其の後の生育にも相当の影響を與へる事を考慮しないで論ずるのは無理と云ふ考へのもとに, 先づ発芽適温を調べ, 酸度の差違が発芽に及ぼす影響, 土壤反應が生育に及ぼす影響の差違を檢し, 土壤反應と葉部組織酸度との関係を調査し生育に於ける土壤反應の限界点を試べたものである。結果I. [table] II. 種間に於ける植物体葉部組織酸度の相違は極めて少いが, 土壤反應がアルカリ性(酸性)になるにともなひ, 植物体内の酸度もアルカリ性(酸性)を呈する。
- 京都府立大学の論文
- 1953-01-25
著者
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