<事例研究>盲・聾学校における外国語(英語)教育
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概要
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現代の国際化社会において外国語教育の必要性が強調され,障害をもつ人々の国際交流の機会も増えつつある。本論は道内盲・聾学校の外国語教育の実際から,外国語教育への考え方,指導の工夫,子ども達の外国語学習への取り組みについて,外国語担当者を対象に面接および質問紙調査を実施した結果をまとめたものである。盲・聾学校における外国語教育は,教育課程に取り入れられた時期が一般学校に比べ遅いことや,下学年適応をとっている場合がみられる。しかし,なかには障害から受ける種々の制約に対する手立てを講じることで,健常者と同様,また,それ以上に熱心に外国語学習に取り組んでいる事例があり,たとえ障害があっても彼等の外国語学習能力と意欲の高さが示された。
- 1989-03-11