O君との造形活動に関する一考察 : 平面から立体へ
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概要
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これまで,絵やイラストなど平面的な表現を中心に楽しんできたO君とともに,立体的な造形活動をおこなってきた。立体との触れ合いが回を重ねるごとに,形のつくり方は,一方向からだけ見てつくっていだのが,あちこち角度を変えて見るようになったり,手で何回も触って形を確かめながらつくるようになっていった。それに伴い,彩色の仕方も変化していった。色彩に関しては,O君のその時々の思いや感情がそのまま表れているような色のつかい方も見られた。本論は,O君の作品から立体とのかかわり方の変化を追っていくとともに,色彩と心の関係や,平面から立体へのものの見方の広がりなどについて考察したものである。
- 北海道教育大学の論文
- 2002-02-05