子どもに寄り添う教師のかかわり : 高等学校における教育相談の1事例
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概要
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大人が楽しそうに何かしている。何だろうと子どもはのぞき込む。恐る恐る手を出してみる。大人がにこっと振り返る。子どもは安心して,大人といっしょに遊び出す。納得するまで遊んだとき,子どもには次の世界が広がる。そこに子どもの成長がある。遊びはその子の自己表現だ。だから,遊びは子どもが安心できるところで成立する。遊べる場所が子どもの居場所だ。青年期をむかえた高校生も同じだ。自分の「いまを遊びきった」とき,彼は新しい世界へ歩き出す。教師はそれに同行できないものか。
- 1996-03-15