障害児教育における英語教育の可能性 : 英語を通してコミュニケーションの広がりを見せた生徒たち
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概要
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「英語を教えているんだ」そう話すと大半の人が,怪訝そうな顔をし「英語をやっているの?」と,聞き返してくる。その背景には,知的ハンディキャップのある生徒たちには英語は必要無いという固定観念がある。果たして,本当に英語は不要なのだろうか。本障害児学級で,生徒に英語を正式の授業科目として取り組んだ。 1年が経ち,授業の成果が英語だけにとどまらず,生徒のコミュニケーション能力や対人関係も伸長させた。我々は,英語を通し,今までとは異なる生徒の姿を見ることができた。本論では,この間の取り組みや公開研での討議を参考に,今後の英語教育の可能性について考えたい。
- 1994-03-10