北海道精神薄弱教育史再考
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概要
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「過去があって現在がある」という諺が今を導くように,過去の先達が築造してきた史実の理解は必要不可欠であり,北海道の精神薄弱教育研究の明日を拓くためにも,これまでの偉大な史業を想起することは,極めて意義のあることと考える。この論文は,本研究紀要第10号の巻頭を修飾された,稚内北星短期大学学長・木村謙二先生高議の「戦後の草創期(1994年から1955年)における本道の特殊学級(精神薄弱)についての考察」にあらためて深い史実懐昔の念を感じ,この教育の継承を志したものとして,本道の精神薄弱教育の史乗から何を伝承しなければならないのかを考察しようとするものである。
- 1993-03-17